北陸鉄道廃線遺構集

北陸鉄道の廃止区間に残されている遺構の写真を集めてみました。

当方鉄道についてあまり詳しくありません。 下記のサイトの方でより詳しく紹介しています。
石川県の鉄道に関してほぼ全て網羅しています。廃止路線の現役時代の貴重な写真もあります。
石川の鉄道

北陸鉄道小松線


小松〜鵜川遊泉寺  昭和61年6月1日廃止

殆どが、道路に転用されていて跡形もありませんでした。
しかし、軽海から梯川の堤防近くまでの区間は路盤跡が残っていました。





田んぼの中に旧北鉄小松線の路盤が残っていました。
小川を渡っていた鉄橋がそのまま残っていました。








鉄橋跡を横から見てみました。今となっては貴重な遺構です。








旧路盤の築堤は1Kmほど続いていました。往事の面影を留めていました。







北陸鉄道金名線


加賀一宮〜白山下 昭和59年12月12日休止、昭和62年4月29日廃止

数年前までは遺構が多く残されていたのですが、最近になって殆どがサイクリングロードに変貌していました。



北陸鉄道石川総線終着駅の加賀一の宮駅、この先に金名線の線路がかつて延びていました。







駅から先は少しだけ線路が残されていました。








電車が走る事無く錆び付くレール








用水路を渡る小さな鉄橋が残されていました。








橋の先は線路の真ん中に電柱があり行き止まりでした。








少し進んだ発電所近くにて撮影
線路が取り払われていますがほぼそのままの状態でした。








手取中島〜広瀬間に掛かる手取川橋梁の強度不足が元で、この路線が廃止になってしまいました。
写真は橋梁のあった場所です。この岩盤がかなり弱っているらしいです。

この場所もサイクリングロード建設で大きく変わってしまいます。






橋梁跡を越えた所にある築堤の跡









その先は既にサイクリングロードに変わってしまっていて、もはや風情が無い。
この写真撮影時は土手に彼岸花がたくさん咲いていました







かつて大日川橋梁という大きな鉄橋の跡があったのですが、
2002年4月の取材時、既に鉄橋が無くなっていました。








辛うじて橋脚だけは残っていました。








しかし、道路建設のため橋が新たに架け替えられてしまいました。
(写真は工事中の頃 2002年5月)


2003年11月15日大日川橋梁付近は新しく道路として生まれ変わりました。
鉄道の趣は感じられません。






金明線の終着駅「白山下駅」です。バス停として現存していました。







ホームも残っていました。ホームからかつての路線に思いを馳せます。



駅舎内部です。トイレは封鎖されていました。







北陸鉄道能美線


鶴来〜新寺井  昭和55年9月14日廃止

ここも殆どが、サイクリングロードに転用されていて跡形もありませんでした。

しかし、手取川周辺はトンネルや橋の遺構が今でも残っていました。



北陸鉄道石川線との分岐点にある用水路に小さな鉄橋が残されていました。







線路は取り払われていました。








横から見てみました。錆びていますが、しっかりとした造りです。








この橋にあった銘板です。
「昭和6年11月 松尾鐵骨橋梁株式會社製作」歴史を感じさせます。







手取川を渡った先にトンネル(天狗橋隧道)がありました。
写真は木々に隠れて見にくいですがトンネルの入り口が口を開けています。







トンネルの出口が天狗橋を越えてすぐの採石所の裏手にありました。
当然封鎖されていました。内部は水が溜まっていました。








トンネルを出た先は廃線らしい雰囲気が漂っています。








この路線もサイクリングロードに改修されていました。
写真撮影は春、桜並木が満開でした。








灯台笹(とだしの)駅跡にはこのように駅風の公園に整備されていました。








桜並木のサイクリングロードがひたすら続いています。








岩内駅も公園になっていました。








駅跡には石製の記念碑が建てられていました。





取り敢えず、「北陸鉄道」のレポはこれにて終了します。まだまだ遺構が残されているらしいので追加取材を行うかもです。


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