三○金属神岡鉱山茂○鉱

神岡の街から大きく離れ、富山県よりの場所に位置する鉱山跡地です。中部地方最大規模の巨大施設が現在も、威容を誇っていました。

飛騨高山の町づくりを行った茶人大名、金森長近の家臣、茂住宗貞(そうてい)が1589年に鉱脈を発見したとされています。

1994年、急激な円高や世界景気の低迷による亜鉛・鉛の価格低下に伴う深刻な経営危機に対処するため、大幅な事業再構築の実施に伴い、茂住坑は採掘休止となっています。

近年では、新たな地下空間利用事業として、小柴昌俊東大名誉教授のノーベル賞受賞をもたらした東京大学宇宙線研究所の観測施設(カミオカンデ)があることでも有名です。
参照;「宇宙の光 とらえた −カミオカンデ創始者・小柴東大名誉教授ノーベル賞受賞−」

また、毎年夏に一日坑内体験ツアー、GSA(ジオスペースアドベンチャー)が催され、この茂住鉱はその入坑場所になっています。

選鉱所など鉱山施設
トロッコヤード
社宅など
以下はおまけの番外編です。
(おまけ part1)
茂○鉱山ふもと入り口付近にあった廃屋
(おまけ part2)
通り道にあった廃ガソリンスタンド「神岡給油所」

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