北陸グランドホテル
加賀温泉郷のなかでも、美しい自然につつまれた湖畔の湯のまち・片山津。
それは加賀四温泉の中でも最も新しく、承応2年(1653年)大聖寺藩主前田利明公が湖中より湯の湧出を発見して以来、明治15年の埋立て完成を経て現在の隆盛を見るに至ったとされています。
片山津温泉は、霊峰白山を正面に望み、その懐に抱かれるようにして横たわる柴山潟(周囲7km)の湖畔にホテル旅館群が立ち並ぶ近代的な湯のまちです。 参考;片山津温泉観光協会HP
この温泉街も景気低迷の影響で廃業、休業する旅館、ホテルが相次ぎ最盛期には22軒あった旅館、ホテルが現在は14軒にまで減っている。
この北○グランドホテルは97年(平成9年)廃業、約1000人の収容人数は日本海側では最大規模でした。なお、キャッチフレーズは「遊びきれない24時間」とのこと、
とにかく、巨大な廃ホテルで、しかも、内部構造が複雑、まるで迷路のようでした。
この物件は2003年に解体されました。解体作業中に火災を出して新聞沙汰までになりました。
廃業旅館の多数存在する同温泉街のボスとして君臨していたこのホテルも姿を消してしまいました。
敷地には現在、地元の社会福祉法人の特養ホームが建っています。
片山津温泉街遠景
中央の大型ホテルが「北陸グランドホテル」です。